むくは、自力で水が飲めました・・

むくは、10日振りに・・・

自力で水を飲めるようになりました・・
長い長い、10日間でした。

通院以来、毎日ずっと、1時間毎に、水とポカリスエットを飲ませてきました。
自力で飲んだ後の、むくの目の色が、生きかえりました。

むく


かあちゃんが、群馬から戻った時、むくは不安そうな顔をしていました。
かあちゃんの帰りが、いつもより長かった事もあったのでしたが・・
嘔吐を繰り返して・・ 濁った黄茶色をしていました。
拭き取るたびに、不安に駆られてしまいました。

飲食を一切しなくなり、嘔吐を繰り返す・・
むくの長い毛足が、胃の中に貯まっては、吐き出してはいたのですが。
祈るような思いで、水とポカリスエットを飲ませて、
サクラヤマ動物病院から処方された薬を飲ませて、
黄色い胃液が、濃い緑色の胃液となって吐き出されました。

13日の午後九時・・

体力が弱って、目の光が消え入りそうになって、
むくが、死んでしまうのではという、怖れに似た感情で、心が押しつぶされそうになって、
とうちゃんを呼びました。

・・その後、むくは、どうしても外に出たいと言って・・・、

もう、むくの好きなようにさせてあげよう・・・庭に出してあげました。

重症のむく

行き先は・・緑色の稲が繁る田んぼの中

とうちゃんと、さくらと、わたしと、3人で、
そっと、懐中電灯をつけて、姿を追いました。

むくは、迷いもなく、静かに、そうっと、しかし、真っ直ぐに庭を横切り、
裏の小川の橋を渡り、
田んぼの、青い稲の中に入っていきました。

むくは田んぼへ

青い稲は葉を繁らせて、むくを被ってくれていました。
田の土は、程よい冷たさで、むくの痛むお腹を冷やしてくれていました。
それに、この場所は、むくのテリトリーでした。
大好きな水辺でもありました。

わたしは、緑色に繁る稲と、あたたかい温もりを感じさせる土と、
田の上に広がる天空に、「どうぞ、夜中中、むくを守ってください」とお願いしました。

さくらは心配で、何度も様子を見にいきました

「かあちゃん、むくを迎えに行こうよ・・」「ンあーん・・」

さくらは、夜中に何回も呼び出しにきました。
とうちゃんとわたしは、懐中電灯を持って、見にいきました。
稲の中に、むくはいませんでした。

泣き泣き、むくに感謝しながら、悲しみました。

さくらは心配して

翌朝、早朝・・

庭と田を捜しましたが、むくはいませんでした。
6時に、ふと、玄関の向こうを見ると、
むくが、真っ直ぐに玄関に向かって歩いてきました・・。
一瞬、目を疑いました。
「むくが帰ってきた。」

かなたれ

むくと、さくらと、かあちゃんと、とうちゃんの共同作業

さくらは、むくを気遣います。
かあちゃんと、とうちゃんは、共同作業で、むくに薬を飲ませます。
むくは、嫌がるのです。

かあちゃんは、むくに語り続けます。
「むく。かあちゃん、むくが大好きだからね」
「がんばって、元気になろうね」
とうちゃんが話しかけます。
「むく。な、がんばれよ」

昔、さくらは、血便を出して、死にかかりましたが、
とうちゃんの手当てと、ポカリスエットと、さくらの生きる強い意志で、
再生したのでした。

そんな過去があるので、さくらも、とうちゃんも、かあちゃんも、
むくも、水とポカリスエットと、薬と、愛情で再生して欲しいと思っているのです。

むくとさくら

むくの自然療養・・

むくは、水のある場所に近づいて、飲もうとするのですが・・飲めないのです。
バケツの水、砥石の入った入れ物の水、いつもの花瓶の水飲み場、
畑の貯まり水・・水を覗いて、でも、口はしっかり閉じたまま。

お腹を冷やす為に、緑も鮮やかな、稲の田んぼの土の上、小川の橋の上、
夜露に身体を湿らせて、一晩過ごしたいのだそうでした・・。

むくの、療養方法 その1。

川風のあたる、橋の上。

muku

むくの療養方法 その2。

稲の中の、田の土の上。

muku

自分で水が飲めた一瞬!

とうちゃんが、歓声をあげました。
「むくが、自分で水を飲んだぞ・・。」
「もう、大丈夫だ。」

水が飲めたむく

希望が見えた一瞬・・

「むく、よかったね。」
「もう、大丈夫かな?むく。」

よかったな、むく

夜になったら、また、むくは、田んぼへ出かけていきました。
さくらが、何度も行ったり来たりして、心配しています。

でも、むくの生きる意志を信じて、明日の朝を祈りながら待とう・・。
「さくら、大丈夫だよ、稲さんや、田んぼさんや、大きな空が守ってくれるからね」
「明日、朝、散歩しようね」

さくらは、まだ帰ってきません。むくが心配なのです・・・。

「むくとさくらの物語」は、まだ続いていきます。

むくのことを、たくさんたくさん、心配してくださった皆様。
本当にありがとうございました。
とっても、とっても、力づけられ、なぐさめられ、助けていただきました。
本当にありがたいことだと、とうちゃんと、さくらとわたしと、感謝しております。

今あることが、永遠には続かない事を、
現実的に気付かせられた大切な出来事になりました。

であればこそ、一瞬の出来事や、出会いを心をこめて生きたいと・・。
むくの闘病から教られた真理でした・・。

明日から・・かあちゃんはお仕事です。
むくは、とうちゃんと、さくらにお願いして。

theme : *写真で残す日常*
genre : 写真

comment

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No title

よかった。やっとむくちゃんの写真が見れた。自力で水を飲むってとっても大切なことですよね。うれしい!sumikoさん、とうちゃん、さくらちゃん、ありがとう。

ありがとうございました。

むくの生きる意志を信じて、むくを支えたいと思います。
むくの存在の大きさに、さくらも、とうちゃんも、わたしも、
驚くほど大きいことを知らされた10日間でした。
それから、人のやさしさに、たくさん救われました。
本当にありがとうございました(笑)
自分にとって、大切な友は誰かが、本当によくわかりました。
人って、いいですね。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

No title

おはようございます・・むくチャンの 様子 ドキドキしながら読みました。 回復の兆しが見えて ほっと・・しています。父ちゃん(ごめんなさい)も安堵している様子が伺えます・・やさしさが 伝わってきます・・さくらちゃんも 頑張ったし・・素敵な家族ですねe-266

嬉しくて

涙がでました。

tizuさま

ドキドキするほど、心配してくださって、
ありがとうございます・・。ありがたくて、涙があふれてきます。
むくの闘病は、これからも続きますが・・・、
むくの意志を大切にしながら、
とうちゃんと、さくらと、わたしの共同作業で一日、一日を大切に
暮らしてみます。とうちゃんは、身体が丈夫でない分、やさしいのだと思います。(笑)

うづまきなると 様

むくは、しあわせ者です。
むくに伝えますね。
むくは、やさしい、おおらかな猫なのです。
わたしにとっては、娘であり、保護者?なのです。(笑)
泣いてくださってありがとうございます。宝物みたいな涙です。
プロフィール

moyasakura

Author:moyasakura

奥信濃・千曲川のほとり・・・
古い萱葺き屋根の家で、
夫と義母と賢い猫たちと
楽しく質素に暮らしています~♪





旬の新鮮な食材を使った私の手作り料理を紹介します~♪

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日経ネット「リビングスタイル」で紹介していただきました。

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(2006年5月16日放送)

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